勝ち組じゃない人は「敗者のゲーム」をやろう

勝ち組の人というのは全く失敗しないというわけではないものの、才能があって、結果を出すべきタイミングで大きな成果を上げることができた経験があり、困難があっても最終的には成功する人です。カビネットのように勝ち組ではなく、挫折した経験しかない人は勝とうとするのではなくミスを減らせば勝てる敗者のゲームをやるようにしましょう、というのが本記事の要旨です。


結果を出すべきタイミングというのは人によっていろいろありますが、中学・高校・大学等の受験や資格試験などの試験ものや、就活の面接が大体の人にとって該当するのかなと思います。どんなに練習の時に上手くても本番がダメなら意味がないわけです(もっとも、練習でうまくいかないのであれば話になりませんが)。


自分の話をすると、上記について結果を出せませんでした。個人的には大学入試や就活で勝ちたかったですが、どちらも負けばかりでしたね。ぶっちゃけ、原因はただの実力不足なんですがね。周りを見ると何事も勝ち続けている人はいるにはいるんですよ。

大体負けたときにかけられるアドバイスは「他の手段で挽回する」か「他のことなら勝てるかもしれないから他のことで勝負する」のどちらか。


大学入試については両方のアドバイスに基づいたことをやっています。「他の手段で挽回する」というアドバイスについては、塾講師をやって自分が勝てなかった教訓を生かして生徒を第一志望に合格させようとしました。がっ、……駄目っ…!

いかにも「俺は第一志望に合格しましたよ」という勝ち組な講師より結果は上げられませんでした。リベンジ目的でやってもダメですね。経験に基づいたアドバイスらしいアドバイスなんてできるわけないのに、勝ち組講師より結果を出そうとしている時点で無駄でしたね。


「他のことなら勝てるかもしれないから他のことで勝負する」というアドバイスに対しては、塾講師のバイトでためたお金をFXで増やそうとしたり、アフィリエイトで稼ごうとしたことですね。結果を出せずバイトとはいえ塾講師の仕事も大変だったので働きたくないと思ったので働かなくても生活できるようにすることが目的でしたがw

FXについてはいろんなトレードパターンについて調べたり情報商材に手を出して勝ち方を調べたりしましたね。最終的に損切りに次ぐ損切りで8割以上持っていかれましたw

アフィリエイトはPPCアフィリエイトとかブログ・メルマガアフィリエイトをやっていました。PPCアフィリエイトというのはGoogleやYahoo!検索結果で出てくる広告を出して、そこからアフィリ対象の商品を買ったら報酬がもらえるというものです。例としては以下の通りです(今となっては規制が厳しくなったのでやっても無駄でしょう)。

  1. 「ゴルフ スイング」でググった時に出てくる広告用のページを作る。広告用のページではゴルフのスイングに特化したゴルフ商材ランキングなど、アクセスした人がアフィリエイト用のリンクをクリックする(したくなる)ようなコンテンツを用意する。
  2. 広告タイトル・広告文を作成し、GoogleやYahoo!に広告を出してもらうよう手続きする。
  3. 広告先の認可が下りたら広告が出される。
  4. ユーザが広告をクリックし、アフィリ用リンクから商材購入したら報酬発生(アフィリ用リンクをクリックしただけじゃダメ)。

この方法で報酬が発生したことはありますが、広告費のほうが高くなり損しかしてないです。この方法で稼いだ人というのは先行者利益を上げるだけ上げて、方法を後に続く人に売っていただけですね。

ブログ・メルマガアフィリは人間性(負け組根性)が出てくるので稼げませんでしたね。アドバイスを求めたときも「稼げていないイメージが強い」という活かしようのないアドバイスしかいただけませんでしたwww このブログは適当に書きたいことを書いているだけなので記事を書いても稼げないなんて嘆くことは全くありません。

そして就活で一番行きたいところには行けなかったものの、何とか給料だけはいいことは確実な会社に就職できました。その1社しか受かってないので負け続けでした(この1社の内定を勝ちとするか第一志望に落ちたので負けとするか意見が分かれると思いますが)。

入社したところで成果を上げようと1年目~2年目あたりまでは努力しましたが、体力面や精神面で弱いため思っている以上に結果は出せていません。今も仕事で後輩に抜かされる寸前まで来ていますw 会社内でも株をやっている先輩がいますが、その人たちは仕事ができるので(仕事と投資は関係ないですが)その人たちよりも利回りをよくすることは到底無理でしょう。

という経緯で負けない投資を探すことにしました。不動産投資、FXで自動売買するソフトを複数買って同時に回す等ありました。しかし、どれも初期費用がそれなりにかかる。

ある日、なんやかんや調べて投資信託に行きつきました。投資信託の本がないかなーと探していた時に買ったのが『最新版 投資信託はこの9本から選びなさい―――30代でも定年後でも、積立だけで3000万円!』です。全然最新じゃないですがね(苦笑)

著者がセゾン投信の社長ということもあってただの宣伝本という意見もありますが、最初に読んだのはこの本でした。そこでインデックスファンドだとかアクティブファンドだとか用語を覚えました。他に投資信託・インデックスファンドについての本がないか調べたところ、『敗者のゲーム』を見つけたりインデックスファンドについて取り上げているブログを見つけられました。ここから私カビネットのインデックス投資が始まりました。


ちなみに、インデックス投資については短期的に見ると負けている時期もありますが初めから今までという意味では他の投資とかと違ってプラスです。市場に勝つ勝ち組投資家なら才能を生かし色々努力して市場に勝ち続けるわけなのでインデックス投資については興味がない人が多いイメージです。ですが、「市場にも仕事にも勝とうとするのは無意味である」人であればインデックス投資をするのであれば誰がやっても他の人と結果は変わらないので、自分みたいな負け組の人はやる価値はあると思います。しかも、(過去のデータですが)インデックス投資を20年前から続けていた場合(1992年~2011年)、日本株式以外は損していないのでそこまで怖がる必要はないのかなと。また、S&P500なんて大きいマイナスはめったにないのでそこに乗っかるのが最終的に一番稼げるって人が大多数な気がします(今後未曽有のマイナスがないことを保証するものではありませんが)。

20年前についてはこちら↓

S&P500の参考情報はこちら↓

長々と書きましたが結論としては、結果の出せない負け組は「バフェットとかの有名な投資家は稼げているじゃないか!」など意味のない反論はせず、有名な投資家と違って市場に勝つのに必要な才能や運、能力がないことを認め市場に負けないインデックスファンドに投資することが最善ということです。

「仕事ができる人・勝ち組に任せればいいんじゃないか?」という意見の人もいるかと思います。その辺についてはまた今度。というか、大体のインデックス投資のブログで書いている人が多いのでそういったブログ参照ということでw


The Loser's Game is Afoot! ~市場にも仕事にも勝とうとすることは無意味である~

市場にも仕事にも勝とうとするのは無意味であるダメリーマンが、インデックスファンドと個別株にバイアンドホールドで投資してアーリーリタイアを目指すブログです。

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