今更ですが、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。2018年になってからダウ平均やS&P500が上がってますね。日経平均もですね。いつまでも上がり続けてくれるなら何も考えずに一気に資金投入するところですが、大きく上がっているということは大きく下がる可能性もあるのでなかなか一気に投資はできないですね。
と言いつつ、バイアンドホールド戦略での投資と並行して1月からS&Pの子犬戦略(勝手に命名)の投資もやっていきます。しれっと「子犬」となってますがこれは銘柄数を10から5に変更しているためです。オヒギンスの言うダウの犬戦略はダウの"子"犬戦略と呼ばれることが多いため呼び方を子犬戦略にあわせます。
銘柄数を減らした理由は以下の通りです。
- ダウの犬戦略とダウの子犬戦略を比較した場合、トータルリターンは子犬戦略のほうが上回っている
- そもそもダウの犬戦略では分散効果によるリスクヘッジをあまり考慮していない
- 銘柄数が少ない方が再投資の手間がかからない
- 銘柄数を減らしても直近では利回りがプラスからマイナスとなっていない
では、S&Pの子犬戦略では具体的にどうやって投資するか説明します。わかりやすくするためにダウの犬→ダウの子犬→S&Pの子犬という順番で説明します。
元ネタであるダウの犬戦略では次のように投資することになります。
- ダウ工業株30種平均の採用銘柄を、12月31日(最終営業日)時点での配当利回りが高い順にソートして、配当利回りの高い10銘柄をリストアップする
- リストアップした銘柄に均等に投資する
- 1年後に投資していた銘柄を売る
データさえ入手できればスクリーニングはそこまで難しくないですよね。楽チンな方法は以下のページに書いてあります。Indexを「S&P500」から「DJIA」にして配当利回り順にするだけなので「配当利回り順に並び替える」の箇所だけ見てもらえればすぐに見つかります。
ちなみに、Google検索で「dogs of the dow」と入力すると候補で「dogs of the dow etf」が出てくるためETFもありそうですね。他の人がダウの犬戦略のETFないかな~とやっているだけかもしれませんが…。
以上でダウの犬戦略の説明をしましたので、次にオヒギンスのダウの犬戦略(ダウの子犬戦略)の説明をします。ダウの犬戦略と違う箇所をボールド(太字)にしています。
- ダウ工業株30種平均の採用銘柄を、12月31日(最終営業日)時点での配当利回りが高い順にソートして、配当利回りの高い10銘柄をリストアップする
- リストアップした10銘柄を12月31日(最終営業日)時点での株価が低い順にソートし、上位5銘柄をリストアップする
- リストアップした銘柄に均等に投資する
- 1年後に投資していた銘柄を売る
オヒギンスの『ダウの犬投資法―プロにも株価指数にも勝つための「単純」戦略 』では、5銘柄が主流として書かれています。10銘柄(ダウの犬)のものと1銘柄(PPP)という一見狂気の沙汰な方法も合わせて書いていますので興味がある方はkindle等でご覧ください。
なお、ダウの犬戦略をやろうとしていて上記の手順が面倒な方に朗報です。実はダウの犬戦略の公式サイトがあってこちらを見て投資すればダウの犬戦略とダウの子犬戦略の投資対象がわかるようになっています(笑)ダウの(子)犬戦略についてはあれこれ手間を加える必要はありません。
2018年のダウの犬銘柄はこちら↓ ダウの子犬戦略についてはしばらく変更がなさそうな気がしますがどうなんでしょう。ダウの子犬の銘柄はどれもバイアンドホールドしたい銘柄ですね。
それでは最後に、1月からやっていくS&Pの子犬戦略の説明をします。ダウの子犬と違う箇所をボールド(太字)にしています。
- S&P500の採用銘柄を時価総額が高い順にソートして上位100銘柄をリストアップする
- S&P500の時価総額上位100銘柄を、12月31日(最終営業日)時点での配当利回りが高い順にソートして、配当利回りの高い10銘柄をリストアップする
- リストアップした10銘柄を12月31日(最終営業日)時点での株価が低い順にソートし、上位5銘柄をリストアップする
- リストアップした銘柄に均等に投資する
- 1年後に投資していた銘柄を売る
「S&P500の採用銘柄を時価総額が高い順にソートして上位100銘柄をリストアップする」という手順を踏んだダウの犬戦略的な手法は「S&P10種」としてシーゲルの『株式投資の未来』(赤本)や『株式投資』(緑本)に記載されています。『株式投資』(緑本)では1957年~2006年のパフォーマンスではダウの犬が14.08%に対し、S&P10種が15.71%となっておりS&P10種の方が上回っています。『株式投資の未来』でも同様に「ダウの犬の利回り<S&P10種の利回り」となっています。時期は異なりますが過去の実績としては利回りは「ダウの犬<S&P10種」であり、オヒギンスの著書やダウの犬公式サイトで利回りについては「ダウの犬<ダウの子犬」となっているため、S&P500でダウの子犬戦略的な手法を試したらどうなるんだろう、というのがこの戦略で投資する意図です。
そんな感じでスクリーニングした5銘柄は以下の通りです。面倒なのでツイートをそのまま貼り付けています。
ちなみに、2017年はダウの犬戦略やダウの子犬戦略はダウ平均に負けています(苦笑)
全戦全勝する方法は無いので個人的には「だから何?」と思ってます(笑)
それではまた1年、雨にも負けず風にも負けず暴落にも負けずに投資していきましょう!
0コメント